いままでトマトの着果を安定させるために、人工ホルモン処理を行うことが一般的でしたが、松井農園では、マルハナバチによる交配を行っております。ビニールハウスの中にハチを放し、自然の環境に近い環境で交配させることで、質の良いトマトを作ることができます。
松井農園では減農薬で有機肥料を使用した、生産者も安心して提供できるトマトづくりを行っています。福井県特別栽培農産物認証制度を活用したミディトマトの特別栽培(化学合成農薬5割減・化学肥料不使用)に取り組んでいます。
堆肥投入による土づくりを徹底し、有機質肥料を適期に適量施用することで適正な草勢を維持するよう努力しています。
また、病害虫防除については、防虫ネットや粘着板を利用した耕種的防除を行い、農薬は県慣行の5割として定められた回数の範囲内で、効果的な農薬使用を行っています。(有機物を多く使い、土づくりに力をいれ、マルハナバチの利用など減農薬・有機栽培に取り組んでいます。)
越のルビーはとてもデリケートな野菜です。水の量が多すぎると、実が裂けてしまったり糖度も下がったりします。トマト栽培は水の調整が難しいです。また、湿度にも気をつけなければいけません。トマトが育つ適温は26度前後。外の気温が高くなるとビニールハウスの中の温度はたちまち40度を超えてしまいます。そのため換気や日よけのカーテンをするなど温度管理も目が離せません。
自然が相手の仕事なので毎日マニュアル通りにはいきません。しかし苦労は多い分、納得いく最高のトマトが育った時は、何年経っても大変うれしいです。